[ 7DTD ] 破損したワールドデータの修復方法

[ 7DTD ] 破損したワールドデータの修復方法

「7Days to Die」で遊んでいると、時々ワールドデータが破損し地形に大穴(チャンク抜け)が出来、そこに落ちると無限落下もしくは岩盤の下に潜って出てこれないエラーが発生することがあります。

発生するケースは様々ですが、マルチプレイでバイクに乗っている時、チャンク生成の過程で何らかのエラーが発生し大穴(チャンク抜け)が出来てしまうケースが一番多い気がします。

このような場合、エラーが発生しているワールドデータ(チャンク)をリセットすることで修復することが可能です。

この記事では「Region(リージョン)ファイル」を削除するこで、ワールドデータを初期化する方法をご紹介します。

<筆者の作業環境>

  • OS:Windows10
  • 7Days to DieのVer.:α14.x~α16.x

はじめに

チャンクのリセット(初期化)方法は?

リセット対象のチャンクに該当するRegionファイルを削除するこで初期化されます。
リセットすると地形だけではなく、車や建物といったチャンクを構成しているオブジェクト全てが初期化されます。

削除するRegionファイル次第で「拠点以外は全てリセット」や「エラーが発生しているチャンクだけリセット」など、状況に応じたワールドデータの初期化が可能です。

Region(リージョン)ファイルとは?

「7Days to Die」のワールドデータはセーブデータに「Regionファイル」として保存(構築)されてます。

「Regionファイル」はチャンクを構成する地形やオブジェクトのデータファイルで、プレイヤーがワールド内を移動し、新たなチャンク生成が行われる度に1ファイルづつ増えていきます。
「7Days to Die」で新規にゲームデータを作成し、プレイし始めた直後のRegionファイルは1ファイルしかありません。
「1チャンク=1ファイル」で増加していくので、下図のように進行しているゲームではプレイヤーの活動範囲分のRegionファイルが保存されています。

 

Regionファイルの保存場所は?

「C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\7DaysToDie\Saves\ワールドの種類\ゲーム名\Region」

※緑字の箇所はユーザーの環境によって異なります。
※マルチプレイの場合は、ホスト側(サーバ側)のセーブデータに「Regionファイル」が保存されます。

セーブデータのフォルダー構成は?

フォルダーの構成はツリー図で解説すると簡潔に説明できますが、初心者の方にも解りやすく、ファイル構成の理解を深めて頂く為に「\AppData\Roaming\7DaysToDie\Saves」の中から順を追って説明します。

もう知ってるよ!という方は読み飛ばしてください。

あれ?ユーザフォルダーに「AppData」がない!
という方はコチラを参考にしてください。

「\Saves」フォルダーの構成

「GAME WORLD」ごとにフォルダーがあります。

「\Saves\Game World」フォルダーの構成

ここでは固定ワールドの「Navezgane」をサンプルに説明します。
※「Random Gen」もファイル構成は同じ。

「Navezgane」を開くと下図のように「New Game」で作成した「Game Name」のフォルダーがあります。
「Continue Game」画面で左側に並んでいるアレです。

「\Saves\Game World\Game Name」フォルダーの構成

サンプルとして「ゲーム名:20180729」を開いてみます。
いくつかフォルダーやファイルが存在しますが、その中に「Region」フォルダーがあります。

「\Saves\Game World\Game Name\Region」フォルダーの構成

「r.0.0.7rg」等、アルファベットと数字で構成されたファイルが沢山あります。
このファイルがRegionファイルですが、このようなファイル名ではリセットしたいチャンクに該当するRegionファイルがどれなのか判りません。
そこでマップ座標からRegionファイルを特定する方法を次の章でご説明します。

ワールドデータ(チャンク)をリセットする

※作業を行う場合は事前にデータをバックアップし、全て自己責任で行ってください。

【手順1】マップ座標からRegionファイル名を調べる

マップ座標からRegionファイル名を調べるには「7DTD用リージョン計算ツール v1.01」が便利です。

ダウンロード:https://ux.getuploader.com/saku_public/download/16

このツールを使い座標からRegionファイルを特定する方法をご紹介します。

1:リセットしたいチャンクの場所でマップを開きます。

下の画像の場合。
座標は「290S 1008E」となります。
※SはSouthの略、EはEastの略。

2:「7DTD用リージョン計算ツール v1.01」を開きます。

座標が「290S 1008E」なので、下図のように「ゲーム内座標」の「South」と「East」を選択し、それぞれ座標値を入力します。
入力が終わると「Regionファイル名」に「r.1.-1.7rg」と表示されます。
この「r.1.-1.7rg」が座標に対するRegionファイルになります。


ダウンロード:https://ux.getuploader.com/saku_public/download/16

【手順2】リセットしたいRegionファイルを削除する。

※作業時は必ず7Days to Dieが終了していることを確認してください。

リセットしたいRegionファイル名が特定できると、次はセーブデータから該当ファイルを削除します。
改めてRegionファイルの保存場所を記載すると次の通りです。

「C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\7DaysToDie\Saves\ワールドの種類\ゲーム名\Region」

緑字は適宜ご自身の修正したいゲームデータに合わせて変えてください。

【手順3】7Days to Dieを起動し確認する

リセット対象のRegionファイルを削除したらゲームを起動し、該当チャンクの地形やオブジェクト等のワールドデータが初期化できているか確認します。
問題がなければこれでワールドデータ(チャンク)の初期化は完了です。

おつかれさました!

ワールドデータ(チャンク)初期化作業まとめ

  1. リセットしたい場所の座標を調べる。
  2. 座標からRegionファイルを特定する。
  3. 修復したいゲームのセーブデータからリセットしたいRegionファイルを削除する。
  4. ゲームを起動しチャンクが初期化されているか確認する。
  5. 完了

初心者の方にも解り易く説明しようと思い、かなり長いページになってしまいましたが、簡潔にまとめると上記の手順になります。慣れてしまえば簡単な作業ですが、削除するRegionファイルを間違えたりすると、せっかく作った建物までリセットされていまうので、作業は十分注意して行ってくださいね。